【経験談】退路を断つ勇気と進み続ける先に光が見える - 迷いながらもがいた先に辿り着いた道 [音声要約]
先日公開したポッドキャストのエピソード「うまく いかない 原因 は そこ じゃ な いっ て いう ね」に、ありがたいことにYouTubeでコメントをいただきました。その内容は「ブログをずっと継続できた理由は何ですか?」というもの。この質問に対し、僕は「退路を断ったからです」と返信しました。
今回は、この「退路を断つ」ということ、そしてその先にあったものについて、僕自身の経験を踏まえながら少し詳しくお話していこうと思います。
退路を断つとは?僕の場合は「なかった」という現実
「退路を断つ」と聞くと、なんだか強い意志を持って意図的にそうしたように聞こえるかもしれません。しかし、僕の場合は少し違っていて、正確には「退路がなかった」というのが実情です。
当時の僕は、人生がかなり厳しい状況にありました。もし今更サラリーマンに戻ったとしても、生活していくのがやっとで、貯金もできないだろうというレベル。妻も働けない状況で、限られた収入の中でやりくりするしかなかったんです。だから、サラリーマンに戻るという選択肢は、僕の中にはありませんでした。
もちろん、当時は何をしたらいいのか全く分からず、1回目の起業(旅行業)は全く売上が立たずに廃業。途方に暮れる中で、「不労所得を作らなければもう収入の天井が見えてしまう」と考え、藁にもすがる思いでブログを始めたんです。アフィリエイトは合わず、Googleアドセンスの広告収入だけでは月数千円程度にしかなりませんでした。
それでも、僕は情報を発信し続けました。当時はコンテンツビジネスの存在すら知らず、様々なことを試しましたが、どれもしっくりこなかった。
暗闇の中を進み続けた先に
それでも諦めずに続けていくうちに、Kindle、Audible、Udemyといったプラットフォームとの出会いがあり、「これは自分に合っているかもしれない」と感じ始めたんです。他の人が苦労しながらコンテンツを作っているのに対し、僕は比較的スムーズに制作でき、成果も出始めた。そこで初めて、「コンテンツビジネスで本格的にやっていこう」と決意し、今に至ります。
ここで重要なのは、やはり「退路がなかった」という点です。僕は、もし逃げ道があったらきっと逃げていたでしょう。ほどほどの生活を送っていたかもしれませんが、今の自由なライフスタイルはなかったはずです。
方向性は後から見えてくるもの
当時を振り返ると、本当に何をしたらいいのか全く分からなかったし、方向性も定まっていませんでした。よく「方向性が分かりません」という相談を受けますが、最初から全てが分かっていたら苦労はしないですよね。
僕の場合は、もう後戻りも横道に逸れることもできない状況でした。多くの人が、成果が出ないとすぐに他の儲かりそうなことに目移りしてしまい、結局どこにもたどり着けないという失敗を繰り返してしまいます。
だからこそ、一旦「これだ」と決めたら、とにかく進み続けることが大切なんです。進み続ければ、何かしらの変化は必ず訪れます。それが良いものか悪いものかは分かりませんが、少なくとも現状から抜け出す一歩になります.
迷いを断ち、決意することが退路を絶つことになる
僕にとってのポイントは二つ。
- 退路がなかったこと: 後戻りできない状況が、前進するしか道を残しませんでした。
- 迷いがなかったこと: うまくいくかどうかの不安はありましたが、「やるしかない」という強い気持ちで続けていました。迷いがあると、人は動けなくなってしまうからです。
誤解してほしくないのは、完全に物理的な退路が断たれていたわけではないということです。サラリーマンとして生きていく選択肢も、実はありました。しかし、「もうそうしない」と自分で決めたからこそ、退路を断つことができたんです。
起業すると決めたなら、もう絶対に会社員には戻らないと決意する。そうすることで、自ら退路を断ち、前に進むしかなくなるのです。中途半端な気持ちでいると、すぐに「ダメなら戻ればいいか」と考えてしまい、本気で取り組むことができません。
最終的には、どれだけコミットメントできるか、どれだけ強い思いがあるか、どれだけの覚悟を持っているかが、成果に繋がるのだと思います。
まとめ:退路を断ち、迷わず進み続けよう
今回の話を通じてお伝えしたいのは、必ずしも追い詰められた状況でなくても、自分で「もう後には引かない」と決めることで、退路を断つことができるということです。そして、方向性が分からなくても、迷わずに進み続けること。そうすることで、きっと自分に合った道や本当にやりたいことに出会えるはずです。
もし今、何か新しいことに挑戦しようとしているけれど、一歩踏み出せないと感じているなら、少しだけ勇気を出して、退路を断ってみませんか?そして、たとえ霧の中を手探りで進むような状況でも、諦めずに進み続けてみてください。きっとその先に、あなただけの光が見えてくるはずです。